supported by Mistletoe Music School
果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、 練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!

■スタンダードブックの活用
Homeジャズギター入門>トレーニング/スタンダードブックの活用


ジャズを習得する上で欠かせない勉強の1つに「音楽の構成要素の把握」があります。
このように書くと、とても難しいことのように思いますが、簡単に言えば、
「コードトーンや度数がすぐに答えられるかどうか?」という問題です。

私が自身の教室で指導していて、習得の早い方、遅い方の決定的な違いはこの理解度にあります。
特にギターでは「TAB譜」により、音を知らなくてもそれなりに演奏が出来ます。
ギター人口が増えたのは間違いなくTAB譜の功績ですが、
反面、音を理解せずに弾けるという問題が生まれました。
また、ギターは視覚的にポジションが見える為、音を知らなくても、
1本上に下がるとか、2フレット上に上げるという要領で弾けてしまいます。
私が「大人の音楽ドリル(有料です)」を作成したきっかけはこのような理由からです。

このような教材をわざわざ買わなくても意識次第で出来ると思います。
(販売しておきながら、こう書くのもおかしいですが)
ギターを練習している時に、考えながらやっていては
練習する時間なんてあっという間に無くなってしまいます。
ギターを持っていない時、通勤通学時、休憩時、
寝る前の5分でも・・・音楽に時間をかけられるかどうか?
それがジャズの習得過程に大きな影響を及ぼします。
裏を返せば、それがご本人の音楽に対する向き合い方なのです。
時間が割けないなら、所詮はその程度の気持ちということになります。
即興演奏は芸術です。簡単ではありません。
安易な気持ちで取り組めば、その程度の段階までしかいけません。
もっと本気になる必要があるのでは?と私はいつも自分に問いかけています。


さて、そこでスタンダードブックを持ち歩いて頭をトレーニングしていきましょう。
日本でよく使用されるのはこちらですね。
最近はこちらの方が多いです。
少しでも時間が出来たら、譜面を見て下記1〜4を少しずつやってみましょう。
●1)その曲のキーを答えましょう。(部分転調は無視!調号からの判断のみ)
●2)その曲のコードトーンを答えてみましょう。
●3)その曲のコードがキーから何番目のコードなのかを答えましょう。
●4)その曲のメロディがコードに対して何番目の音なのかを考えましょう。

EX)これはテーマではありませんが・・・

●1)その曲のキーを答えましょう。
解答:FメジャーorDマイナー(メジャーマイナーの判断は無視)
●2)(その曲のコードトーンを答えてみましょう。
解答:C7・・・CEGBb、FM7・・・FACE、Bm7・・・BDF#A、etc....
●3)その曲のコードがキーから何番目のコードなのかを答えましょう。
解答:C7・・・V7、FM7・・・IM7、Bm7・・・#IVm7、E7・・・VII7
●4)その曲のメロディがコードに対して何番目の音なのかを考えましょう。
解答:C7・・・13,R,9,3,#9,9,b9、FM7・・・5,3,9,R,7,13,7,9、Bm7・・・b3、etc.....


どの曲からやっても良いと思いますし、同じ曲でも良いと思います。
最初はと〜〜〜〜っても時間がかかります。
やればやっただけ、理解するスピードは増していきます。
「継続は力なり」ですよ♪純粋に問題集だけをやりたい方は先程ご紹介したドリルをどうぞ↓。
「大人の音楽ドリル(PDF Download販売)」


■デジタルパターン
Homeジャズギター入門>トレーニング/デジタルパターン

デジタルパターンとは、数字化された度数を演奏していく練習になります。
私がこの練習を始めたきっかけはパターン・フォー・ジャズという洋書の教材です。
本音を言うと、とっても眠くなる教材です。
だから、私はいつも練習を始めた最初の数十分の間に少しずつ練習しました。

下記コード進行は「The Days Of Wine And Roses」です。
伴奏はこちらからどうぞ。


Ex.1)
まず最初は「3」からです。各コードの3度を追っていきましょう。
M7コード、7thコードでは長3度、
マイナー7th、マイナー7thb5、ディミニッシュなどは短3度です。


Ex.2)
次は「3・1」です。1=Rootは3度の下にあるとは限りません。


Ex.3)
次は「1・3・5」です。


Ex.4)                    
このようにリズムを変えてみて、どれか1つを用いて練習すると良いでしょう。


Ex.5)「1357」
Ex.6)「1235」などなど・・・。
Dominant Motion Workoutはこのような度数のトレーニングを
Cycle of 5thの進行を使って練習します。PDF Download教材です。有料です



■1本弦上のトレーニング
Homeジャズギター入門>トレーニング/1本弦上のトレーニング

「スタンダードブックの活用」の項でも少し書きましたが、
ギターは指板上で視覚的に音階やコードを見ることが出来ます。
それ故に指癖が非常に多い楽器です。時には自らの演奏に制約を加えて、
あえて辛い練習をすることが望ましいと思います。

ここでは、そんな制約を加える第1歩として
1本弦しか使わずにソロを取ってみましょう。
6本あるのに1本しか使わないわけですから、誰がやったって良いソロは出来ません。
でも、その中で出来る限り良いソロになるように努力しましょう。

引き続き、「The Days Of Wine And Roses」を使用して練習してみましょう。
伴奏はこちらからどうぞ。

Ex)この演奏は1弦だけを用いています。







管理人ホームページ  ご意見・ご要望はこちらから ギター教室のご案内

copyright(c)abc method cycle of jazz 2004- All Rights Reserved