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果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、 練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!

■コードワークの基礎作り
Homeジャズギター入門>ジャズコード/コードワークの基礎作り


ベーシック・コードはスムーズに押さえられるようになりましたか?
次にコードワークをスムーズに行えるように、基礎練習として下記、2点を重視しましょう。
より複雑なコードソロを始める第1歩となります。

1)トライアドのコードフォームを覚えること
2)TOPにコードトーンを置いたコードフォームを覚えること


●1)トライアドのコードフォーム
ここではメジャー・トライアドとマイナー・トライアドを扱っていきます。
オーグメント・ディミニッシュなどのトライアドは応用して下さい。
まずは、次々に弦を変えていくクラシックのようなトレーニングです。
Dメジャーの各ポジション上コードを考えながら、練習してみましょう。
メジャー・トライアドの練習

見ているコードはこちらです。


マイナー・トライアドの練習
同様にDマイナーでやってみましょう。

見ているコードはこちらです。


●2)TOPにコードトーンを置いたコードフォーム
さて、次は平行移動です。ここでもトライアドを使用して平行移動してみましょう。
ここで注意するのは型をスムーズに見ることは勿論のこと、
各コードのトップが何度になっているかを考えてみましょう。
演奏しているのはトライアドですから、当然Rootか3度か5度のどれかになります。

1弦トップ

2弦トップ

3弦トップ

4弦トップ

ここでは、コードの基礎作りとしてトライアドの練習方法をご紹介しました。
これだけではジャズにならず、練習していてもつまらないかも知れません。
しかし、優れたミュージシャンほどシンプルなトライアドの使用がとても上手だったりします。
また、近年のコンテンポラリー・ジャズに於いても
トライアドによるアプローチは非常に重要となっています。
このような地道なトレーニングをデイリーエクササイズとして毎日行うことにより、
知らず知らずのうちに、あなたの演奏の基礎力がグンと上達していくことでしょう。


■ツーファイブのコードワーク
Homeジャズギター入門>ジャズコード/ツーファイブのコードワーク


ジャズスタンダードを演奏する上で最も有用なツーファイブのコードワークを学んでいきます。
まず、ツーファイブワン上での可能なテンションを確認しましょう。
まずはメジャー型ツーファイブ
Dm7・・・9th、11th
G7・・・11th以外の全てのテンション
CM7・・・9th、13th、(#11th)

次はマイナー型ツーファイブです。
Dm7♭5・・・11th、(♭13th)
G7・・・全てのオルタードテンション♭9th、#9th、#11th、♭13th、(13th)
Cm7・・・9th、11th
カッコで書かれているものは、少し緊張感があるサウンドです。

ただ闇雲にコードを覚えるのも1つの方法かも知れませんが、
ここではトップノートがスムーズに流れるツーファイブを覚えていきましょう。

Ex.1)5弦ルート Majorツーファイブ

Ex.2)バリエーション(声部を少し移動)


Ex.3)6弦ルート Major ツーファイブ

Ex.4)バリエーション(声部を少し移動)


Ex.1)5弦ルート minorツーファイブ

Ex.2)バリエーション(声部を少し移動)


Ex.3)6弦ルート minorツーファイブ

Ex.4)バリエーション(声部を少し移動)


練習のポイントとして、なるべくスムーズな流れを作ること、
そして同じコードでも声部を少し動かしてみることです。
コードを覚えたら、伴奏の上で沢山練習してみましょう。

ツーファイブのコードワークはこちらの教本がオススメ。
かなり特殊なコードブックなので安くはありませんが、コードワークを追求したい方に向いています。
Two Five Voicing For Guitar Volume.1




■循環進行上のコードワーク
Homeジャズギター入門>ジャズコード/逆循環上のコードワーク


循環進行のコードワークを学習していきます。
では同様にテンションの確認からです。
CM7・・・9th、13th、(#11th)
Am7・・・9th、11th
A7・・・全てのオルタードテンション♭9th、#9th、#11th、♭13th、(13th)
Dm7・・・9th、11th
G7・・・11th以外の全てのテンション
カッコで書かれているものは、少し緊張感があるサウンドです。

ここでも、ただ闇雲にコードワークを練習しては意味がありませんので、
トップノートを極力動かさない!という規制を自身の演奏に科しましょう。

Ex.1)



このトップノートを極力動かさない練習はスタンダードソングに応用すると良い練習になります。
少しスタンダードで例を挙げてみます。


Ex.2)トレーニングでもご紹介していますが、
下記譜面は、Someday My Prince Will Come/いつか王子様が
Diminish Chord 以外は全てトップノートにF音を置いています。


Ex.3)
The Days Of Wine And Roses/酒と薔薇の日々
全てトップノートにA音を置いています。E7はE7sus4(b9)という特殊なコードを置いています。


酒と薔薇の日々の最後のターンアラウンドのようなルートレス・コードを学びたい方にはこちらがオススメ。
かなり特殊なコードブックなので安くはありませんが、コードワークを追求したい方に向いています。
Two Five Voicing For Guitar Volume.1



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