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果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、 練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!


■目で合図する
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ジャズ演奏の現場では、目で合図を送るアイコンタクトが頻繁に行われています。
一般的にソロを次の人に回したい時に使用することがほとんどです。
サックスが2人いて、トランペットがいて、更にピアノまでいたら、
自分の後に、誰がソロを演奏するのか分かりません。

そこで、目でチラッと相手を見て(合図を送って)
「次はあなたの番ですよ!」と知らせてあげましょう。

ここで注意すべきなのは、合図を送るタイミングです。
1コーラス(例えば32小節)の、最初の方(3,4小節目)や
コーラスの途中(5〜27小節あたり)の時に合図を送ると、
送られた側はとっても混乱します。何か別の合図だったかも?と不安にもなります。
合図を送るのは最後の4小節(32小節1コーラスであれば28小節)を過ぎてからにします。

勿論、リーダーが決まっている場合は、リーダーが常に合図を送ることもあります。




■4bars・8bars
Homeジャズギター入門>基礎知識/4bars・8bars


barとは、小節線を意味します。
つまり4barsとは4小節のこと、8barsは8小節のこと、
4bars(フォーバース)はソロを4小節ずつ交代で演奏していくことです。
8bars(エイトバース)も同様に、ソロを8小節ずつ交代で演奏していきます。


全員のソロが終わった後、テーマに戻る前に演奏されることが多いです。
またドラムがいる場合は、たいていドラムのソロスペースとして演奏することもあります。
サックス、ギター、ピアノ、ベース、ドラムのグループの場合。32小節の曲の場合。
1コーラス目
1〜4小節)サックス
6〜8小節)ドラム
9〜12小節)ギター
13〜16小節)ドラム
17〜20小節)ピアノ
21〜24小節)ドラム
25〜28小節)サックス
28〜32小節)ドラム
2コーラス目
1〜4小節)ギター
6〜8小節)ドラム
9〜12小節)ピアノ
13〜16小節)ドラム
17〜20小節)サックス
21〜24小節)ドラム
25〜28小節)ギター
28〜32小節)ドラム
3コーラス目
1〜4小節)ピアノ
6〜8小節)ドラム
9〜12小節)サックス
13〜16小節)ドラム
17〜20小節)ギター
21〜24小節)ドラム
25〜28小節)ピアノ
28〜32小節)ドラム
テーマへ

一般的にはソロを演奏する全員が均等な回数だけソロを演奏したところでテーマのメロディに戻ります。
しかし、中途半端なところでテーマに戻ったり、ドラムだけ8小節になったりなど、
楽曲の構成(長さ)やアレンジなどにより、この限りではありません。





■スウィングする
Homeジャズギター入門>基礎知識/スウィングする


ジャズでは、8分音符をスウィングして演奏します。
「スウィングしなけりゃ意味ないね」なんて曲が存在するほどジャズでは大切なノリになります。
下記のような記述が五線譜のすぐ上にある場合がありますが、厳密にはこれはスウィングではありません。

音の長さを数字化して考えてみます。

4分音符の長さを10とした場合。8分音符は当然5:5の長さになります。
16分音符であれば2,5:2,5:2,5:2,5と綺麗に割り切れます。
上記のリズムは6,6666:3,333と割り切れませんが、これでは跳ね過ぎてしまいます。
そこでもう少し前の音符を短くして
6:4程度(もっと言えば5,7:4,2ぐらい、のこりの0,1は頭に入れて最初の音を少し遅くする)
が理想のスウィング感です。人によってスウィング感はまちまちです。また、統一する必要もありません。

しかし、これはあくまで理解するために数字化したまでです。
スウィングのノリは、良いジャズを沢山聴くことで養われています。
ドラムをよく聴いてみましょう。


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