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果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、
練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!
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■イントロ・エンディング・・・その前に
セッションデビューをして、いきなり「イントロお願いします」と言われ、 困ってしまった方も多いのではないでしょうか? ピアノやギターが他に居なければ、間違いなくイントロを頼まれます。覚悟しておきましょう。 まず最初に、イントロ・エンディングで知っておかなければ困ることを説明します。
●さて、ソロもテーマも終わり、「さぁ!エンディングだ!!」 ・・・と思いきや、またソロが始まってしまったんですけど・・・・ 「一体何が起こっているんだ??どのコードを弾けばいいの?」と こんな経験をした初心者の方は多いと思います。私も昔、経験してすごく焦りました。 「ジャズの暗黙のルール」・・・とでも言いますか、 ジャズの中では、「こうなったら、こうする」とか 「お決まりの構成、定番イントロ、エンディング」が存在します。 「○○というピアニストが、あの名盤でやっているイントロ」・・・みたいなモノまで。 ●さて、こちらが曲の最後の4章節だったとします。 ●曲間では・・・ 「ターンアラウンド」と呼ばれる頭に戻るためのコード進行を配置します。 循環進行(I VI II V=いち・ろく・にー・ごー)が一般的です。 ●終わりのテーマの後、下記のように逆循環進行(III VI II V=さん・ろく・にー・ごー)を配置し、 この4小節をリピートし、その上でテーマを演奏した人がソロを展開する事があります。 ソロはキュー(合図)が出るまで、何回でも繰り返します。 また上級者は合図を出さなくても音で「終わるぞ!」という雰囲気にしてくれます。 ■イントロの種類
ひとことでイントロと言っても様々な種類があります。 ここではイントロを分類してみましょう。 ●因みにイントロが付けられない場合はカウントで出します。一般的に、 スローテンポでは「ワン・ツー・スリー・フォー」の1小節。 ミディアムテンポ以上だと2小節(ダブルカウント)で出すことが多くなります。 ドラマーならスティックを使いますが、我々はフィンガースナップ(指パッチン)を使います。 「ワン・パチン・ツー・パチン、ワン・ツー・スリー・フォー」
■5度ペダル(Major Key)
テンポとキーを確認したら、実際にイントロを出してみましょう。 ●小節 イントロの小節数はバラードなら4小節、ミディアムテンポ以上で8小節。 稀にアップテンポで16小節程、演奏することもあります。 ●アウフタクト 枯葉のように曲の第1小節より前にメロディがあるものも少なくありません。 メロディがきちんと入ってこれるように演奏しましょう。 ●Ex1)Fメジャーキー、5度ペダル。V7上でのよくある定番イントロです。 ●Ex2)Fメジャーキー、5度ペダル。循環進行の5度ペダルです。
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