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果てしなく続くジャズ習得への道。練習時間が圧倒的に足りないと自覚しながらも、なんとか習得出来れば!と悩み励んでいる方のお力になれるよう、 練習をどのように進めるか!何を考えて演奏を組み立てるか?に重点を置いています。アイデア満載の音楽講座。1歩上の演奏を目指す方を応援します!

■アーティキュレーション
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音を呑むことこそジャズであると言っても過言ではありません。

極端な例ですが、ある方は教室でみっちり3年間在籍してジャズを学びました。
またある方は、教室にいらしたばかりですが長い間ジャズを聴いてきました。
この2名の演奏を聴き比べてみたとします。
「後者の教室にいらしたばかりの方のほうが良い」

そんなことが実際には起こることがあります。
勿論、演奏の質としては3年間学んだ方の方が明らかに上手です。
違いは「アーティキュレーション」を習得しているかどうかです。
言葉ではとても説明しにくい為、教本などではその重要性は記載してあっても、
それが具体的にどうなのかは書いてありません。

前述の教室にいらしたばかりの方のほうが、ジャズをよく聴いていて、
ジャズってこんな感じかな?・・・と自分なりに試行錯誤をされているのです。
アーティキュレーションが既に身体に入っていれば、
メジャースケールだけで十分にジャズになります。
英会話でも、日本でしっかり勉強するより、喋れないけどとりあえず現地に行った方が、
結果、それなりに喋れるようになり、またそのスピードも早いと思います。
頭でっかちになる必要はありません。

このアーティキュレーションが無ければ、
クラシック・ミュージシャンに譜面を渡せばジャズミュージシャンは不要になってしまいます。
フレーズとノリ、そしてアーティキュレーションが一致して初めてジャズになります。
注意深くジャズのニュアンスを聴くように心掛けてください。






■音を呑む
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では、ジャズ・アーティキュレーションで最も重要な「音を呑む」方法を1つご紹介します。
ギターは管楽器に比べるとダイナミクスに劣り、平坦に聴こえがちです。
音のイメージは、サックス奏者のハッキリと聴こえない音です。

●Ex1)こちらはCM7のアルペジオです。



●Ex2)このような運指にします。



●Ex3)このようにハンマリングを加えてみましょう。


こちらはフルピッキングとハンマリングとを交互に演奏しています。


●Ex4)下記のようなリズムにすると更にジャズ感は増します。



●Ex5)少し変化を加えてみます。









■変化音を知る
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まずはこちらをご覧ください。


この進行をしっかり追おうとすると、
Aエオリアン弾いて・・・Dドリアン弾いて・・・と難しく考えてしまう方が多いです。
勿論、コード1つずつにどのスケールが使用可能かどうか知る必要はありますが、
それはあくまで理論上のお話。実際の演奏論ではありません。
最初にやること

●キーはCメジャー(Aマイナー)なのでCメジャー一発で演奏しましょう。

●慣れてきたら、コードの下にアルファベットがある箇所だけは音を変化させましょう。
※シャープが//に見えますが・・ご容赦ください。

●例えばE7が出てきたら音階的には「ドレミファソ#ラシド」・・・と弾きます。
同様にA7では音階的には「ド#レミファソラシb」・・・と弾きます。

まずはこれだけで良いんです。

勿論、スケールを全部弾く必要もありません。
この16小節を通してE音とA音は変化しないわけですから、
困ったらEかAを出しておけばOK
2段目も毎小節レミファ・・とだけ弾けば、それで全部はまります。

そんなことから始めていきます。これにより、
狙うべき音を知り、自分が欲しい場所で狙った音を出せるようになります。
コード感を感じさせるソロやジャズっぽいソロは確かに魅力です。
でも、そんな演奏をするには、狙った音を出せるようにならなければいけないのです。

変化音も無理に追わなくても構いません。
↓最初はこれぐらいでOK  



いきなりこんな風↓には弾けるハズがありません。 








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